アメリカ・フロリダ州を襲ったハリケーン「ミルトン」により発生した竜巻などで、少なくとも14人が死亡しました。

ハリケーン「ミルトン」は10日、フロリダ州を横断し、大西洋へ抜けました。

フロリダ半島の南部を中心に、竜巻が少なくとも27回発生し、地元メディアによりますと、これまでに14人が死亡したということです。

デサンティス知事は会見で、被害状況について「最悪のシナリオではなかった」と述べましたが、現在も270万世帯以上で停電が続き、孤立した人たちの救出活動や復旧作業が続いていて、被害の全容は明らかになっていません。

一方、メジャーリーグ「タンパベイ・レイズ」の本拠地トロピカーナフィールドも、暴風で屋根が剥がれ、大きな被害を受けました。

ハリケーンの対応をめぐっては、共和党のトランプ前大統領が「政府はやるべきことをやっていない」などとバイデン政権を批判しています。

これに対しバイデン大統領は10日、「嘘の情報で住民が危険にさらされている」と述べ、トランプ氏らが偽情報を拡散していると反発しました。

大統領選挙まで1カ月を切る中、災害対応でも対立が激化しています。

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