アメリカのオースティン国防長官は12日、イスラエルのガラント国防相と電話会談し、レバノンでの国連の平和維持部隊への攻撃に懸念を表明しました。
レバノン南部では、平和維持活動を行う国連レバノン暫定軍の兵士がイスラエル軍の攻撃で負傷し、各国から批判が相次いでいます。
会談でオースティン国防長官はイスラエル側に強い懸念を表明し、国連軍の安全を確保するよう求めた上で、早期に外交的解決に転換する必要があると伝えました。
これに対しガラント国防相は、ヒズボラが国連軍の施設周辺から発砲しているとした上で、安全確保の措置を取り続けると伝えたということです。
こうした中、国連レバノン暫定軍は12日、新たに兵士1人が銃撃を受けて負傷したと発表し、けがをした兵士は合わせて5人となりました。
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