オバマ元米大統領(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】オバマ元米大統領は14日、X(旧ツイッター)への投稿で、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞受賞決定に祝意を示した。「個人的な悲劇から力強い運動を築き上げた」とたたえた。  オバマ氏は核兵器の脅威が増大し、使用のタブーが弱まりつつあると指摘。被団協の活動は「核兵器が恐ろしい人的犠牲をもたらすものであり、核兵器なき世界を追求することが安全で安心な世界を子どもたちに残すため不可欠であると気付かせてくれる」と強調した。  オバマ氏は在任中の2009年4月、チェコの首都プラハでの演説で「核兵器のない世界の平和と安全を追求する」と宣言。同年にノーベル平和賞を受賞した。16年5月には現職の米大統領として初めて被爆地の広島を訪問した。


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