記者会見する中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官=16日、北京(共同)
【北京共同】中国で台湾政策を主管する国務院(政府)台湾事務弁公室の陳斌華報道官は16日の記者会見で、中国は台湾との平和統一に最大限努力するとしながら「武力行使を放棄することは決して認めない」と改めて表明した。中国国営メディアは16日、習近平国家主席が台湾対岸の福建省を15日に視察したと報じた。台湾を包囲する海空域で軍事演習を実施した14日の翌日に当たり、台湾独立派と見なす台湾の頼清徳総統をけん制する狙いがありそうだ。 記者会見で陳氏は、中台を不可分の領土とする「一つの中国」を認めず統一を拒否する頼氏が「二つの中国」をつくり出そうとしていると非難した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。