消費が減速するなか、食品など必需品が小売売上高をけん引した(10月、ケンタッキー州)

【ニューヨーク=朝田賢治】米商務省が17日発表した9月の小売売上高(季節調整済み)は7143億5800万ドル(約107兆円)となり、前月比0.4%増加した。事前の市場予想(0.3%増)を上回った。市場予想を上回るのは4カ月連続で、米個人消費は想定以上の強さを保っている。

金額の大きいガソリンと自動車販売を除いた売上高は0.7%増だった。雑貨店や衣料品店などの業種の伸びが目立った一方、家電や家具などの耐久消費財は減少した。

全体の前年同月比は1.7%増。8月分の確報値は前月比0.1%増で、速報値から変更はなかった。

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