米ペンシルベニア州で開かれた集会で話すマスク氏=17日(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米実業家イーロン・マスク氏(53)が17日、大統領選の勝敗の行方を左右する激戦州の東部ペンシルベニアで対話集会を開き、共和党のトランプ前大統領の応援を本格化させた。民主党政権が続けば治安が悪化し、暴力が支配する荒廃した近未来を描いた映画「マッドマックス」のようになると警告し、トランプ氏への投票を呼びかけた。  大統領選の投票には事前の有権者登録が必要。マスク氏は「ペンシルベニアは選挙戦の要で米国の運命を決める。全力を尽くそう」と述べ、有権者登録を急ぐよう促した。州の登録締め切りの21日まで集会を続ける。有数の富豪として知名度は抜群で、民主党候補のハリス副大統領と大接戦が続くトランプ氏に追い風となりそうだ。  マスク氏は不法移民の大量流入を招いた民主党政権の国境管理は「正気の沙汰ではない」と批判。政権が続けば全米で不法移民が身分証明書を示さず投票できるようになり、選挙不正が横行するとの持論も展開した。  マスク氏は7~9月、トランプ氏を支える団体に約112億円を献金した。


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