【エルサレム共同】イスラエル軍は18日、イスラム組織ハマス掃討作戦を続けるパレスチナ自治区ガザ北部ジャバリヤに部隊を追加投入し、攻撃を強化した。ロイター通信が報じた。ハマス最高指導者シンワール氏の殺害で停戦実現への期待感が出ているが、双方は戦闘継続の姿勢を崩していない。 シンワール氏は交渉での妥協に否定的だったとされ、仲介国の一つ、米国は同氏が交渉の進展を妨げているとみていた。バイデン政権は近くブリンケン国務長官をイスラエルに派遣し、ネタニヤフ首相と停戦交渉に関して協議する。 中東メディアなどによると、シンワール氏の後任には政治部門幹部ハイヤ氏や過去に指導者を務めたマシャル氏、シンワール氏の弟ムハンマド氏が取り沙汰されている。ハマス軍事部門は「指導者の殺害で抵抗の炎を消せると考えるのは妄想だ」とする声明を発表した。 イスラエル軍はハマスの再編阻止を掲げ、ジャバリヤでここ2週間ほど作戦を続けている。ジャバリヤの難民キャンプ中心部に戦車が進軍し、激しい砲撃を加えた。
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