イスラエル首相府などによりますと、19日、隣国レバノンから無人機3機が侵入し、1機が中部カイサリアにあるネタニヤフ首相の私邸に衝突したということです。
首相は当時不在でけが人はいませんでした。
ネタニヤフ首相は声明で「私と妻を暗殺しようとしたイランの代理勢力ヒズボラは大きな過ちを犯した。われわれに危害を加える者は重い代償を支払うことになる」として、対決姿勢をさらに強めています。
現場はイスラエル軍が地上侵攻したレバノンとの国境からおよそ70キロ離れていて、治安当局は迎撃システムが突破され、国内深くに侵入された事態を深刻に受け止め、原因を調査していると報じられています。
また、イスラエルの軍やメディアによりますと、19日にはレバノンのヒズボラからロケット弾など180発が発射され、イスラエル北部で1人が死亡し、14人がけがをしたということです。
ヒズボラは、連帯するガザ地区のイスラム組織ハマスのシンワル最高幹部が殺害されたことを受け、イスラエルへの攻撃を強化するとしていて、双方の攻撃の応酬がさらに激しさを増すことが懸念されます。
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