イスラエル軍は21日、レバノンの首都ベイルートなどでイスラム教シーア派組織ヒズボラに資金を提供していた金融部門の数十カ所を攻撃したと発表した。
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イスラエル軍の発表によると、攻撃の標的とされた「アルカード・アルハッサン協会」は数十億ドルを保管し、ヒズボラの武器の購入や戦闘員への支払いなどに資金を提供していた。軍は「攻撃はヒズボラのインフラ、軍事能力を低下させる取り組みの一環」としている。
一方、国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)は20日、イスラエル軍のブルドーザーが同日、レバノン南部にあるUNIFILの陣地の監視塔とフェンスを壊したと発表した。UNIFILは声明で、こうした行為は国際法違反であり、UNIFIL隊員を危険にさらしていると批判している。
監視塔などが壊されたUNIFILの陣地は、イスラエルとの暫定的な国境になっている「ブルーライン」近くのレバノン側に位置している。(カイロ=其山史晃)
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