【プレトリア共同】1990年代前半までアパルトヘイトが行われていた南アフリカで、94年に初の全人種参加選挙が実施されてから30年となった。首都プレトリアで27日、ラマポーザ大統領らが出席して記念式典が行われ、人種差別根絶へ向け誓いを新たにした。  南アでは第2次大戦後、白人支配体制下で異人種間の結婚を禁じるなど人種差別の制度化が進んだ。解放闘争や国際的非難を受けて、91年にアパルトヘイトの根幹法が全廃された。94年の選挙でアフリカ民族会議(ANC)が圧勝して故マンデラ氏が初の黒人大統領に就任し、白人支配は終わった。近年は高失業率や汚職疑惑などで有権者のANC離れが顕著となっている。


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