【ワシントン共同】11月5日の米大統領選が迫る中、全米各地で郵便を含む期日前投票が進んでいる。23日時点の利用者は民主党支持者の方が多いが、前回選挙の同時期と比べ共和党支持者の割合が増加。共和党候補トランプ前大統領(78)が「不正の温床」として期日前投票に批判的だった立場を転換し、陣営が支持者に利用を呼びかけたことが奏功している。  フロリダ大の23日時点の集計によると、2490万人以上が投票を済ませた。うち民主党として有権者登録したのは約42%で、共和党は約34%。4年前の同時期は民主党52・8%、共和党25・2%でその差は縮まった。  NBCテレビによると、激戦州で期日前投票をした人の割合は、民主党の牙城「ブルーウォール(青い壁)」と呼ばれる東部ペンシルベニア、中西部のウィスコンシンとミシガンでは民主党が共和党を大きく引き離した。一方、南部ジョージア、西部アリゾナやネバダは共和党がリードした。  民主党候補ハリス副大統領の陣営も支持者に期日前投票の積極利用を訴えた。


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