【エルサレム共同】レバノンの親イラン民兵組織ヒズボラは23日、新型のミサイルと無人機でイスラエル軍を攻撃したと明らかにした。ヒズボラが実行したとされるこれまでの攻撃では軍基地のほか、イスラエルのネタニヤフ首相の私邸にも被害が出ている。新型の投入でイスラエル側の被害が拡大すれば、交戦がさらに激化する恐れがある。  ヒズボラはレバノン南部のイスラエルとの国境沿いで発生した軍との衝突で新型のミサイルや無人機を使ったと説明。23日夜には、イスラエルの商都テルアビブ郊外の軍基地を標的にミサイルを発射したとも主張した。  一方、軍はレバノンの首都ベイルートを空爆し、レバノン国営通信によると、地元テレビ局が入る建物が全壊した。レバノン保健省は23日、過去24時間で28人が死亡したと発表した。  またハマス戦闘員とする中東の衛星テレビ、アルジャジーラの記者6人の氏名と写真を公開。イスラエル政府はアルジャジーラが偏向報道をしているとして5月、国内での活動停止を決めた。


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