【サンパウロ共同】ウルグアイで27日、現職の中道右派ラカジェポー氏の任期満了に伴う大統領選が実施される。11人が立候補し、世論調査では野党の中道左派、拡大戦線(FA)のヤマンドゥ・オルシ氏(57)がリードする。ただ、いずれの候補も当選に必要な過半数を得票できず、上位2人が11月24日の決選投票に進むとの見方が広がっている。  最近の世論調査によると、前カネロネス県知事のオルシ氏が支持率44%で首位。ラカジェポー政権で大統領府長官を務めた与党の中道右派、国民党のアルバロ・デルガド氏(55)が24%で追う展開となっている。  オルシ氏とデルガド氏による決選投票になった場合、他の保守系候補がデルガド氏の支援に回ることが想定され、オルシ氏の優勢が続くかどうかは不透明だ。  選挙戦では、清貧な生活ぶりで「世界一貧しい大統領」と呼ばれ、日本でも人気を集めたムヒカ元大統領がオルシ氏の支援に回った。  大統領選は即日開票され、27日夜(日本時間28日午前)にも大勢判明の見通し。新大統領は来年3月1日就任で、任期は5年。


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