60歳以降、12年ごとに長寿を祝うタイでは、ワチラロンコン国王がことし72歳を迎えたことから、1年を通じて各地でさまざまな祝賀イベントが行われています。

このうち、27日、首都バンコクの中心部を流れるチャオプラヤ川で、タイ王室伝統の行事、王室船団のパレードが行われました。

王室船団のパレードが行われたのは、国王の戴冠式(たいかんしき)が行われた2019年以来、5年ぶりです。

この日のパレードでは、赤や金色などの豪華な装飾が施された52隻の船に、伝統衣装を着た海軍の兵士が乗り込み、一糸乱れぬかいさばきで船をこいでいました。

チャオプラヤ川の周辺には、ふだん目にすることができない船団を一目見ようと、国内各地から多くの観光客が訪れ、パレードの優雅な様子を眺め、写真におさめていました。

明け方から待っていたという40代の男性は「テレビで見たことはありましたが、実際に見たことがなかったのできょうは見に来ました。とても感動的で幸せになりました」と話していました。

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