アメリカ商務省は30日、ことし7月から先月までのGDPの速報値を発表しました。

前の3か月と比べた実質の伸び率は、年率に換算してプラス2.8%でした。

内訳をみるとGDPのおよそ7割を占める個人消費はプラス3.7%で前の期の2.8%を上回りました。

2年前のデータがさかのぼって修正されたためプラス成長は10期連続となります。

また、企業の設備投資は、プラス3.3%で前の期の3.9%から伸び幅は縮小したものの堅調さを維持しています。

今回の統計内容からはアメリカ経済の堅調さが続いていることが示された形です。

アメリカでは底堅い内容の経済指標の発表が相次いでいて市場ではFRB=連邦準備制度理事会が11月開く金融政策を決める会合で2会合連続で利下げに踏み切るものの、利下げ幅は通常の0.25%にとどめるという見方が広がっています。

※この記事を当初掲載した際に9期連続のプラス成長としていましたが、正しくはプラス成長は10期連続となります。失礼しました。

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