防衛省は31日、同日午前7時11分ごろに北朝鮮から弾道ミサイルが発射された、と発表した。同日午前8時40分ごろ、落下したとみられるという。弾道ミサイルは少なくとも1発で、落下地点は北海道奥尻島の西約300キロの日本の排他的経済水域(EEZ)の外と推定している。
石破茂首相は午前8時20分ごろ、首相官邸に入る際に記者団の取材に応じ、「国民に対する情報提供、安全確認の徹底などの指示を出した。現時点で被害の情報はない」と明らかにした。「この後、詳しく報告を受け、状況を確認して国家安全保障会議(NSC)を開催する」とも述べた。
韓国軍の合同参謀本部によると、高角度で打ち上げて飛距離をおさえる「ロフテッド軌道」で発射された、長距離弾道ミサイルと推定されるという。韓国国防省の国防情報本部は30日に、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備をほぼ終え、11月5日の米大統領選の前後に断行する可能性があると指摘していた。
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