中国の国家統計局が、製造業3200社を対象に調査した10月の製造業PMI=購買担当者景況感指数は、50.1となりました。

9月から0.3ポイント改善し、景気のよしあしを判断する節目となる「50」を6か月ぶりに上回りました。

これは、生産が増えたことや、新規の受注が持ち直したことなどが主な要因で、中国政府が打ち出すとしている景気刺激策への期待も、景況感の改善につながった形です。

ただ、企業の規模別では
▽大企業は51.5と、節目の「50」を上回った一方、
▽中規模の企業は49.4
▽小規模の企業は47.5となり、
中小企業の景況感は、依然として節目を下回っています。

一方、サービス業など非製造業の指数は、9月から0.2ポイント改善して50.2となりました。

中国政府は、景気刺激策の具体的な内容や規模などを、今後、明らかにするとしていて、不動産市場の改善や、内需の拡大につながる効果的な対策を打ち出せるかが焦点となります。

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