【北京共同】中国文化観光省の饒権次官は28日、台湾最大野党、国民党の立法委員(国会議員)の訪問団と北京で会談し、福建省住民による観光目的での台湾への渡航を再開すると表明した。中央テレビが報じた。対中融和路線の国民党を取り込み、5月に発足する民主進歩党(民進党)の頼清徳新政権をけん制する狙いとみられる。  会談で饒氏は、訪問団を率いる国民党の立法委員団トップ、傅コンキ氏らに対し、台湾の離島、馬祖島への福建省住民の旅行を再び始めると強調。同省福州市平潭と台湾を結ぶフェリーの運航を再稼働させた後、台湾への団体旅行を再開するとの意向を示した。


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