アメリカのバイデン大統領は10月29日、オンラインイベントで、トランプ前大統領を支持するコメディアンが自治領のプエルトリコについて「ごみの島」などと発言したことを非難した際、「唯一のごみはトランプ氏の支持者たちだ」と表現したとアメリカの一部メディアが伝えました。
ホワイトハウスの報道官はバイデン氏が「ごみ」と呼んだのはトランプ氏の支持者ではなく、支持者の発言のことだと説明し、これに沿う内容の発言の記録を公表しましたが、アメリカのAP通信は31日、複数の当局者の話として、この記録が当初のものから改ざんされていたと報じました。
ホワイトハウスの公式の記録係が作成した発言の記録は、トランプ氏の支持者を「ごみ」と呼んだと受け取れるものでしたが、報道担当の部署が内容を変更し、公表していたということです。
AP通信が入手したメールによると、記録係の責任者は、内容の変更は報道担当の部署が大統領と協議して行われたとしていて「報道担当の部署が独自に編集することはできない」と指摘しているということです。
大統領選挙の投票日が5日後に迫る中、トランプ氏はバイデン氏の発言への批判を強めていて、今回の報道が新たな火だねとなる可能性があります。
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