10月31日、西部アリゾナ州で集会を開いたトランプ前大統領は、自身に批判的な共和党のリズ・チェイニー元下院議員について「彼女が私のことを耐えられない理由は、彼女は戦争をしたいからだ。私は戦争をしたくない」と述べました。

さらに、「彼女は戦争を好む過激なタカ派だ。彼女が顔に銃を向けられたらどう感じるか見てみよう」と述べ、「彼女はばかだ」と批判しました。

リズ・チェイニー氏は、ブッシュ政権下で副大統領を務め、イラク戦争などで強い影響力を持ったディック・チェイニー氏の娘で、共和党員でありながら今回の大統領選挙では民主党のハリス副大統領を支持しています。

今回のトランプ氏の発言についてハリス氏は1日、記者団に対し「このような暴力的なことばを使う人物は明らかに大統領となる資質がない。トランプ氏は政敵に復しゅうしようとしていて、ますます錯乱している」と述べ、強く非難しました。

極めて接戦となっている大統領選挙まであと4日と迫る中、両陣営の非難の応酬はさらに激しさを増しています。

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