【シドニー共同】オーストラリアのアルバニージー首相は7日、今月提出する子どもの交流サイト(SNS)利用を禁止する法案の適用年齢を「16歳未満」にすると発表した。子どもや保護者への罰則は設けないが、事業者には「アクセスを防止するための合理的な措置」を取ることを義務付け、違反した場合は罰金を科す。  8日に開く地方政府との会合で正式決定する。年齢制限は主要野党も支持している。  SNSは集団いじめの温床になったり、暴力などの有害コンテンツにさらされたりする弊害が指摘されてきた。年齢制限を設ける動きは米国の一部州やフランスなどでも始まっている。  ローランド通信相によると、米メタが運営するインスタグラムとフェイスブックのほかTikTok(ティックトック)、X(旧ツイッター)、ユーチューブが対象となる可能性がある。  実効性に疑問を投げかける声もある。アルバニージー氏は「未成年者が酒を買うことができない法律は時に破られることがあるが、法律は正しい結果をもたらす手助けをしている」と語った。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。