ウルグアイのムヒカ元大統領
【サンパウロ共同】清貧な生活ぶりで「世界一貧しい大統領」と呼ばれたウルグアイのムヒカ元大統領(88)は29日、食道に腫瘍が見つかったと明らかにした。記者会見で「人生は美しく、消え去るものだ」と語った。医師が治療方針を決めるが、ムヒカ氏に免疫系の持病があるため、処置を難しくしているという。 26日の健康診断で判明した。ムヒカ氏は若者に伝えたいメッセージとして「成功を収めるには倒れるたびに立ち上がることが必要だ」と述べた。「もし怒りがあるなら、希望に変えよう。憎しみにだまされず、愛のために闘おう」とも訴えた。 2010~15年に大統領を務め、報酬の大半を寄付し、農場で暮らすなどして話題を集めた。 大統領退任後は上院議員を務めたが、20年に免疫系の持病や新型コロナウイルスの流行を理由に政界引退を表明。21年に食道に潰瘍が見つかり一時入院した。
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