アメリカメディアによりますと、11日、アメリカ南部フロリダ州のフォートローダーデールの空港を出発して、ハイチの首都ポルトープランスの空港に着陸しようとしていたスピリット航空の旅客機が複数の銃撃を受けました。
旅客機は着陸をやめて上昇し、その後、隣国のドミニカ共和国の空港に無事着陸しました。
この銃撃で客室乗務員1人が軽いけがをしたということです。
機内を撮影した映像には、客席の上部の荷物入れなどに銃弾によるとみられる穴があいているのが写っていて、乗っていた男性はアメリカABCテレビの取材に対し、「3回音がして、銃撃だと気付いた」と話しています。
この銃撃を受けて、現地の空港は閉鎖され、その他の航空会社もハイチへの飛行を一時中止しているということです。
ハイチでは2021年に当時の大統領が暗殺されて以降、ギャングによる支配が拡大し、治安が悪化していて、ハイチにあるアメリカ大使館は首都ポルトープランスの空港や道路などに対するギャングによる攻撃のおそれがあるとして、ハイチに渡航しないよう呼びかけています。
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