協定を結んだのは、山形大学とオランダのアイントホーフェン市の研究機関「TNOホルストセンター」です。
13日は都内のホテルで調印式が行われ、山形大学の玉手英利学長とTNOホルストセンターのトン・ファンモル研究所長が協定書に署名しました。
山形大学とTNOホルストセンターは、基板の上に特殊なインクで印刷してセンサーや電子回路などの電子製品を製造する技術を研究していて、ことし9月には、共同でワークショップを開きました。
今回、その連携をさらに進めようと協定を結んだということです。
TNOホルストセンターは、この印刷技術を通して、電子製品を製造する際に排出される二酸化炭素や廃液を減らすなど、環境面で先進的な研究を行っているということで、協定には、研究者どうしの交流や、共同プロジェクトを推進していくことなどが盛り込まれています。
トン・ファンモル研究所長は、「協定を通じてより持続可能な電子製品の開発をお互いに進めていきたい」と話していました。
山形大学でこの技術の研究をしている時任静士卓越研究教授は、「われわれが持っていない技術を学びながら連携して研究を進め、新しい技術を山形大学から日本の企業に発信していきたい」と話していました。
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