ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア西部のクルスク州を巡りアメリカ国務省は今月12日、北朝鮮の兵士がロシア軍とともにウクライナとの戦闘作戦への参加を始めたことを確認したと明らかにしています。
ウクライナで前線の兵士から送られてきた情報やSNSなどの公開情報をもとに戦況分析を行ったり、部隊の配置を地図で公開したりしている団体「ディープステート」がNHKの取材に応じました。
この中で共同設立者のポホリリー氏は「北朝鮮軍が、戦場にいることを示す写真や映像は現時点ではない」と指摘した一方で「時間の問題だ」とも述べ、北朝鮮軍の部隊が近く戦闘に加わる可能性が高いとの見方を示しました。
また、北朝鮮軍について「ロシア軍の歩兵部隊と同じような役割を与えられ、まず攻撃を行うことになる。自国の軍ではないので、容赦なく使われるだろう」と述べました。
北朝鮮軍の動向を巡っては、ウクライナ当局で偽情報対策を担当する高官も14日、SNSに「戦闘には参加していないが、配置されている」と投稿するなどウクライナ側は警戒を続けています。
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