【ワシントン共同】1965年に暗殺された米国の黒人解放運動指導者マルコムXの娘3人が15日、連邦捜査局(FBI)やニューヨーク市警(NYPD)、中央情報局(CIA)が暗殺を阻止する責任を果たさなかったとして、1億ドル(約154億円)を超える損害賠償金の支払いを求めてニューヨークの連邦地裁に提訴した。  マルコムXは39歳の時、ニューヨークで演説中に黒人イスラム組織「ネーション・オブ・イスラム」のメンバーに射殺された。娘らは、FBIなどが事件の数日前にマルコムXの警護要員を逮捕し、意図的に警備を手薄にさせたと主張している。

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