アメリカで10月、火事によって建物の地下に閉じ込められた女性を、迫る火の手からギリギリで救出する瞬間がカメラに捉えられた。当初、地下からつながる低層の窓からの救出が難航していたが、中に入った消防隊員と警察官が協力し引き上げに成功。無事、女性は救出されたという。
迫る炎!緊迫の救出劇
アメリカ・オハイオ州で10月23日、現場に駆けつけた警察官が見たのは、激しい炎に包まれた住宅だ。その中には、女性が取り残されていた。
この記事の画像(11枚)警察官が「下がってください!」と呼び掛け、家の地下室に逃げ込んだ女性を助け出そうと、家の低い位置に設置された窓を割った。
しかし、そこにもすでに大量の煙が入ってきており、中の様子を伺うことができない。
すると一瞬、女性のものとみられる手が見えた。
警察官が必死に手を伸ばし、女性を引っ張りだそうと試みるが、なかなか引き上げることができない。
喜びもつかの間「離れろ!」
それならばと、今度は消防隊員が地下室に入り、下から持ち上げる作戦に打って出た。
火の手はすぐそこまで迫ってきており、一刻を争う状況だ。残された時間はあとわずか、もう駄目かと思われた。
その時、警察官が「いち、にの、さん!」のかけ声で引き上げ、無事女性の救出に成功した。
しかし、喜びもつかの間、炎は一段と激しさを増していた。注視していた他の警察官が「離れろ!」と、警察官や消防隊員に呼び掛ける。
助け出した警察官は建物から急いで女性を引き離し、なんとか難を逃れることができた。地元メディアによると、助け出された女性はその後、病院で治療を受けたという。
(「イット!」 11月8日放送より)
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