4月29日、猛暑に見舞われたフィリピン・マニラでバケツや洗面器につかる子どもたち(ロイター=共同)

 【マニラ共同】フィリピンが記録的な猛暑に見舞われている。教育省は児童・生徒の健康を害しかねないとして全国の公立学校で29~30日に登校を一斉に中止し、自宅学習やオンライン授業に切り替えた。首都マニラの電力企業は30日、エアコンの電力需要の急増で停電の恐れが高まっているとして警戒を呼びかけた。  マニラの気温は27日、国際空港の観測点で史上最高の38・8度に達し、1915年の38・6度の記録を上回った。高温はマニラを含む北・中部が特に深刻。エルニーニョ現象の影響とみられ、気象当局者は5~6月まで影響が続くとの予測を示した。


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