イスラエル軍の空爆を受けた集合住宅のがれき=17日、ガザ北部ベイトラヒヤ(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザ当局は17日、イスラム組織ハマスとの戦闘を続けるイスラエル軍がガザ北部ベイトラヒヤで集合住宅を空爆し、住民や避難民ら少なくとも計72人が死亡したと明らかにした。中東メディアによると、この集合住宅には住民のほか、女性や子どもを含む避難民も数多く住んでいたという。  イスラエル軍はガザ各地で攻撃を続け、パレスチナ通信は16日、北部ガザ市のシャティ難民キャンプにある学校への空爆で女性や子どもら少なくとも10人が死亡したと報道。他に約20人が負傷したという。学校は避難所として使われていた。  イスラエルメディアなどによると、同国中部カイザリアにあるネタニヤフ首相の私邸に対して閃光弾が発射され、庭に落下した。ネタニヤフ氏や家族は不在だった。警察が捜査している。  一方イスラエル軍は、ガザ北部から飛翔体による攻撃があったが、迎撃したと発表した。ガザ保健当局は17日、昨年10月の戦闘開始以降のガザ側死者が4万3846人になったと明らかにした。

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