中国内陸部・湖南省で19日朝、複数の小学生が学校の校門前で車にはねられる事件があった。国営中央テレビ(CCTV)が報じた。具体的な状況は分かっていない。

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 事件が起きたのは、同省常徳市の小学校。通学時間帯だったとみられ、中国のSNSでは逃げ惑う児童や車の運転手を取り囲んで押さえる住民の様子を映したとみられる動画が出回っている。

 深圳のメディアは当局への取材結果として、男が車で校内に突入しようとして、警備員や児童、保護者をはねたが、全員命に別条はないと報じている。

 CCTVも「事件」として報じており、故意に児童をはねたとみられる。中国では11日に広東省珠海の車の暴走事件で35人が死亡、16日にも江蘇省無錫の切りつけ事件で8人が死亡しており、SNS上では今回の事件についても「社会への報復」との見方が広まっている。

 学校は人口518万人の同市で経済の中心地に近く、地元メディアによると、2022年の在校生は約2700人だった。(上海=小早川遥平)

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