イスラエル軍とヒズボラの間での攻撃の応酬は19日にかけても続き、レバノンのメディアによりますと前日には首都ベイルートへの空爆で5人が死亡したということです。

レバノン政府はイスラエル軍による攻撃でこれまでに3516人が死亡したとしています。

一方、ヒズボラも連日、イスラエル側への攻撃を続けていて、イスラエル軍は19日にかけて、レバノン側からイスラエルの北部や中部に向けて飛しょう体の発射が確認されたと相次いで発表しました。

救急当局は19日、イスラエル中部で4人がけがをしたとしています。

攻撃の応酬が続く中、イスラエルとヒズボラの双方に停戦の働きかけを続けるアメリカの特使が、ベイルートを訪問したとレバノンの国営メディアなどが報じました。

アメリカは先に停戦の草案を示していて、ヒズボラは、すでに草案に対する考えをレバノン政府側に伝達したと伝えられています。

中東のメディアはレバノンのミカティ首相が「レバノンとしてはアメリカの草案には前向きだがいくつかの点で議論が必要だ」と述べ、アメリカの特使と対面で協議したい考えを示したと伝えていて、停戦に向けた道筋を見いだせるかが焦点となっています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。