ドイツのショルツ首相(右)とピストリウス国防相=9月4日、ドイツ北部の軍基地(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】連立政権が崩壊したドイツのショルツ首相の社会民主党(SPD)で、来年2月の総選挙に向けて「ショルツ降ろし」が広がっている。低支持率で苦戦が予想される中、党の顔として選挙を戦う首相候補には国民の人気が最も高いピストリウス国防相を推す声が多く、2期目を目指すショルツ氏は逆風にさらされている。  直近の世論調査は、最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が支持率で首位を独走し、右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」、SPDと続く。CDU・CSUの首相候補はCDU党首のメルツ氏で、次期首相の座に最も近い。

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