フィリピンのドゥテルテ前大統領(左)、マルコス大統領
【マニラ共同】フィリピンのドゥテルテ前大統領は25日、南部ダバオで記者会見し、マルコス政権には深刻な分断が生じており「これを正せるのは軍だけだ」と主張。軍に対し、マルコス大統領への不服従を表明するよう促した。ベルサミン官房長官は26日の声明で、軍に政権転覆を呼びかけたとしてドゥテルテ氏を非難した。政権とドゥテルテ氏の対立が決定的になった。 ベルサミン氏は「現大統領を打倒して娘に後を継がせるよう呼びかけるほど利己的な動機はない」とし、ドゥテルテ氏が長女サラ副大統領への政権継承を図ったとの見方を示した。「クーデターを臆面もなく呼びかけたことは衝撃的だ」とも表明した。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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