【カブール共同】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は26日、アフガンでの報道の自由に関する報告書を発表し、イスラム主義組織タリバンの復権から約3年間に記者やメディア関係者の逮捕・拘束が256件あったと明らかにした。UNAMAのオトゥンバエワ代表はタリバン暫定政権に報道の自由の確保を要請した。 報告によると、タリバンが復権した2021年8月15日から今年9月末までに記者やメディア関係者336人が人権侵害を受け、逮捕・拘束のほか、拷問が130件、脅迫も75件あった。復権後に外国に拠点を移したメディアの活動は違法とされ、こうしたメディアのために国内で働く記者は恣意的に拘束されやすいという。女性記者を記者会見から締め出すこともあったとしている。 暫定政権の外務省が報告の内容を「拒否する」とした反論も掲載。暫定政権側は、拘束された記者には犯罪や違法行為があったとし、人数も誇張があると主張した。
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