【ニューヨーク=共同】トランプ次期米大統領が私邸に機密文書を持ち出したとされる事件で、南部ジョージア州アトランタの連邦高裁は26日、スミス特別検察官の要請に応じ、トランプ氏を被告から除外することを認めた。25日にトランプ氏への起訴が取り下げられた議会襲撃事件と同様に、公判が開かれないまま終結した。
機密文書持ち出し事件では7月、南部フロリダ州の連邦地裁が、司法省によるスミス氏の任命に問題があるとして起訴を棄却。スミス氏は不服として連邦高裁に控訴していたが、トランプ氏の大統領返り咲きを受け、今月25日に控訴の取り下げを申し立てていた。
トランプ氏は他に2020年大統領選でのジョージア州の票集計介入事件と不倫口止めに絡む事件で起訴された。不倫口止めでは5月に米大統領経験者として初めて有罪評決を下されたが、大統領選の結果による影響を審理するため、量刑言い渡しが延期されている。
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