イスラエル軍とヒズボラの戦闘をめぐっては、イスラエル・レバノン両政府がアメリカの停戦案を受け入れ、現地時間の27日午前4時、日本時間の午前11時に停戦合意が発効しました。
今のところ新たな攻撃などは伝えられていません。
停戦合意を受けて国連のグテーレス事務総長は「両国の国民が経験してきた暴力と破壊、苦しみに終止符が打たれることを期待する」と声明を発表し、国連が現地に派遣している平和維持部隊が停戦合意の履行を支援するとしています。
停戦合意では今後60日以内に、レバノンの正規軍も停戦監視にあたるため、ヒズボラの勢力範囲となっていたレバノン南部に展開し、これに応じて地上侵攻していたイスラエル軍は徐々に撤退することになっているほか、ヒズボラはイスラエルとの国境からおよそ30キロ離れたリタニ川より北側に撤収し、ヒズボラの重火器は撤去されるとしています。
これまでのイスラエルとヒズボラの戦闘でレバノン側の死者は3800人を超えていて、双方が戦闘の停止を順守するとともに、停戦監視にあたる態勢が着実に構築されるかどうかが当面の焦点となっています。
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