ウクライナ軍は28日、ロシア軍が、ミサイルと無人機を使いウクライナ各地のエネルギー関連施設を狙って攻撃をしかけてきたと発表しました。

この攻撃で、西部リビウ州などで合わせておよそ100万世帯が停電しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、SNSに「このような攻撃のたびに防空システムの必要性が証明される。インフラを守らなければならない冬には、特に重要だ」と述べ、欧米諸国などに対して防空システムを強化するための支援を改めて呼びかけました。

一方、ロシアのプーチン大統領は28日、中央アジアのカザフスタンで開かれた会議で、今回の攻撃は、ウクライナ軍がアメリカから供与された射程の長いミサイルでロシア領内を攻撃したことへの報復だと明らかにしました。

そのうえで、「国防省とロシア軍参謀本部は現在、ウクライナ領内での攻撃目標を選定している。軍事施設や首都キーウにある意思決定の中枢などが考えられる」と述べ、大統領府や議会も標的にする可能性を示唆し、ウクライナを強くけん制しました。

プーチン大統領「ウクライナ領内での攻撃目標を選定」

ロシアのプーチン大統領は28日、中央アジアのカザフスタンで開かれた会議で、ロシア軍が28日の朝にかけてウクライナ各地に対して大規模な攻撃を仕掛けたと明らかにしました。

そのうえで「われわれの攻撃は、アメリカのATACMSによる(エイタクムス)ロシア領への攻撃が続いていることに対抗して行われた。繰り返し述べているように、われわれは常に対応する」と述べ、今回の攻撃は、ウクライナ軍がアメリカから供与された射程の長いミサイルでロシア領内を攻撃したことへの報復だと明らかにしました。

さらにプーチン大統領は、「国防省とロシア軍参謀本部は現在、ウクライナ領内での攻撃目標を選定している。軍事施設や首都キーウにある意思決定の中枢が考えられる」と述べ射程の長いミサイルで攻撃を続けるウクライナを強くけん制しました。

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