ベネズエラの首都カラカスの大統領公邸で支持者らに演説する同国のマドゥロ大統領=8月(AP=共同)

 【サンパウロ共同】ベネズエラ国会は28日、自国への経済制裁を支持、推進した人に最長禁錮30年を科すことを可能にする法案を可決した。独裁化を強めるマドゥロ政権への批判を続ける野党勢力やメディアを封じ込める狙いがありそうだ。  国会はマドゥロ大統領の影響下にある。スペイン通信によると、最高100万ユーロ(約1億5800万円)相当の罰金や、公民権が最長60年剥奪される可能性がある。  7月の大統領選で、政権の影響下にある選挙管理当局は詳細な結果を明らかにしないままマドゥロ氏の勝利を発表。政権は野党への圧力を強め、欧米が大統領選で勝利したと認める野党候補ゴンサレス氏は9月にスペインに亡命した。

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