中国国防省によりますと29日、日本海の関連空域で中国軍とロシア軍が9度目となる合同パトロールを実施したと発表しました。

詳細は明らかにしていません。

一方、韓国軍によりますと、29日午前9時35分から午後1時53分にかけて中国の軍用機5機とロシアの軍用機6機が韓国の防空識別圏に進入したことから、戦闘機を発進させて対応に当たったということです。

韓国の通信社、連合ニュースは進入した軍用機の中には、戦闘機や爆撃機が含まれていると伝えています。

韓国国防省は「このような行動は不必要に緊張を高める要因になりうる」などとして、中国とロシアに対し外交ルートを通じて厳重に抗議するとともに再発防止のため適切な措置を講じることを強く求めました。

中ロの軍用機による合同パトロールは2019年7月から始まり、ロシアがウクライナに軍事侵攻したおととし以降は年に2回、実施されています。

実施空域も日本海のほか、東シナ海や西太平洋、それにベーリング海の上空へと広がっていて、中ロ両国はともに対立するアメリカを念頭に軍事面での連携を深めています。

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