関係者によりますと、中国共産党系の新聞「光明日報」で論説部副主任を務めた董郁玉氏はおととし2月、北京で日本大使館の職員と面会した直後に中国当局に拘束され、去年3月にスパイ罪で起訴されました。

ロイター通信によりますと、北京の裁判所は29日、董氏に対して懲役7年の判決を言い渡したということです。

董氏は、欧米のメディア関係者や外交官にも知られ、拘束された際には直前に面会していた日本大使館の職員も中国当局に一時的に拘束され、日本政府が、中国政府に抗議していました。

中国では、2014年に反スパイ法が施行されて以降、外国人や関係する中国人がスパイ行為に関わったとして当局に拘束されるケースが相次いでいて、国際的に懸念が強まっています。

中国外務省の毛寧報道官は29日の記者会見で董氏の判決について問われると詳細には言及せず「中国は法治国家で犯罪は必ず法に基づいて追及される」と述べました。

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