ネタニヤフ首相 “戦争終わらせる用意ない” ガザ地区めぐり

イスラエル軍とヒズボラの戦闘が続いていたレバノンでは、今月27日に停戦が発効しましたが、その後、イスラエル軍がヒズボラの戦闘員に対する空爆を行ったなどと発表したほか、レバノン南部の一部の地域への住民の移動を禁止すると一方的に通告しました。

緊張した状態が続く中、イスラエルのネタニヤフ首相は28日、地元テレビ局とのインタビューで「停戦が破られ、激しい戦争になった場合に備えるよう軍に指示した」と述べ、ヒズボラを強くけん制しました。

一方、ハマスとの戦闘が続くパレスチナのガザ地区をめぐっては、人質の解放のために一時的に戦闘を止める用意があるとしつつも、「戦争を終わらせる用意はない」と述べ、あくまでハマスを壊滅させるまで戦闘を続ける姿勢を改めて強調しました。

ガザ地区ではイスラエル軍による攻勢が続いていて、地元メディアは29日、前日の夜には北部への空爆で1人が死亡し、複数のけが人が出たとしていて、犠牲者は増え続けています。