イギリス下院は「安楽死」を選ぶ権利を認める法案を可決しました。
世論調査では国民の7割以上が法案を支持しています。
イギリス議会の下院は29日、終末期の患者が薬物の投与などによる安楽死を選ぶ権利を認める法案を賛成多数で可決しました。
対象者は18歳以上の余命6カ月以内と診断された患者で、医師や裁判官の同意も必要としています。
「安楽死」賛成派:
安心した。議会が国民の声を聞いた結果だ。
「安楽死」反対派:
まだこの法案を止めることはできる。だから、我々はこれからも戦う。
反対派は、安楽死が認められれば“高齢者や障がい者が圧力を感じて死を選んでしまうことにつながる”などと懸念しています。
イギリスメディアによりますと法案は今後、下院の委員会で精査され、2回目の採決の後、上院でも審理されます。
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