中東イスラエルと親イラン武装組織ヒズボラの停戦後もイスラエル軍は5日連続でヒズボラへの攻撃を続けています。
レバノンの首都ベイルート南部郊外のダヒエ地区から、加藤崇FNNイスタンブール支局長が中継でお伝えします。
周りは多くの建物が倒壊しているのが分かります。
ここは10月7日、イスラエル軍の激しい空爆に遭いました。
イスラエルは地下にヒズボラの武器庫などがあると主張し、地下も破壊できるような爆弾で空爆したため、現在、建物が下に埋まっているような状況です。
ここはイスラエル軍の事前の警告があったため、市民は避難していて幸いにも死傷者はいなかったとしています。
――いまは空爆された地域にいるということですが、どのような場所なのでしょうか?
あちらに殺害されたナスララ師の肖像画が掲げられています。
実は、ベイルート市内のどこにでもあるようなものではありません。
それは、ここがヒズボラの本拠地と言われているためです。
イスラエル軍はこの地区に停戦間際にも集中的に空爆を行っていて、多くの市民が家を失っています。
――イスラエルとヒズボラの停戦は維持されるのでしょうか?
イスラエル軍は11月27日、停戦が発効した後もヒズボラがテロの準備をしているとして、空爆を含め5日連続で攻撃しています。
停戦が確実に守られているとは言えず、いつ瓦解してもおかしくない状況です。
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