アフリカや中東、アジアなどでは気候変動のほか、森林伐採などによって干ばつや砂漠化が広がり、食料不足や貧困など、深刻な問題を引き起こしています。
「COP16」は12月2日から13日までの日程で、サウジアラビアの首都リヤドで始まり、合わせて197の国と地域が参加する見通しで、対応策を話し合います。
2030年までに劣化した土地の回復を急ぐことや干ばつなどへの対策、そしてそれらに必要な資金確保などが議題として上がっています。
議長を務めるサウジアラビアのアブドゥルラフマン・ファドリ環境・水資源・農業相は開幕式で「砂漠化で世界の30億人以上の人々が影響を受けている。国際的な課題に立ち向かうため、すべての国で協調が欠かせない」などと述べ、各国に協力を呼びかけました。
国連のグテーレス事務総長は「毎秒、サッカー場およそ4面分の健全な土地が劣化している」と警告しており、各国が一致した対策や資金の拠出などで合意できるかどうかが焦点です。
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