【ロサンゼルス共同】米民間非営利団体「歴史保護ナショナル・トラスト」は1日、約140年の歴史があるロサンゼルス中心部の日系人街リトルトーキョーを存続の危機にある歴史地区に指定した。再開発の影響を受けていると指摘した。指定により、歴史的価値の維持に向けた機運を高める狙い。  米国立公園局によると、リトルトーキョーは最盛期に3万5千人以上の人口を誇ったが、太平洋戦争中に米政府が日系人を「敵性外国人」として各地の収容所に強制的に送ったため離散。戦後は一部が戻ったが、再開発が進む中で立ち退きを余儀なくされた日系商店もある。  同団体は毎年、存続危機の歴史地区を11カ所指定。


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