会談する金杉憲治駐中国大使(左)と胡衡華重慶市長=3日、中国重慶市(共同)
【重慶共同】金杉憲治駐中国大使は3日、訪問先の中国重慶市で胡衡華市長と会談し「中国で日本人が被害者となる事件を含む凶悪事件が頻発しているほか、反スパイ法の不透明な運用がある」と懸念を示し、在留邦人の安全確保を求めた。同行筋が明らかにした。 金杉氏は来年開かれる2025年大阪・関西万博への協力や、進出する日系企業を念頭に重慶市の企業向け助成金といった優遇措置の透明性確保を要望した。 胡氏は安全確保について「市長として住民の安全に責任を負っており任せてほしい」と応じ、万博への積極的な参画や日中間の交流を拡大させる考えを示した。 重慶市には200社以上の日系企業が進出している。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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