ジョージアでは11月28日、コバヒゼ首相がEUとの加盟交渉の開始を2028年末まで議題にしないと発表したのをきっかけに、EU加盟を求める市民の大規模なデモが5日連続で行われ、首都トビリシにある議会前では、2日夜も、一部のデモの参加者と警察官が衝突しました。

EU加盟を目指す野党側やズラビシビリ大統領は、ロシアに融和的な与党が過半数の議席を獲得した10月の議会選挙で不正があったと主張し、選挙のやり直しを求めています。

ズラビシビリ大統領は2日、ロイター通信とのインタビューで「選挙結果を認めず、再選挙の実施を支持する明確なメッセージを欧米諸国から受け取ることが重要だ」と述べ、欧米各国に対し野党側の立場に支持を表明するよう呼びかけました。

一方、コバヒゼ首相は、野党側とは一切交渉しないとの姿勢を崩しておらず、事態が収束する見通しはたっていません。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。