韓国統一省は3日、南北の軍事境界線付近の北朝鮮側にある送電用の鉄塔が倒壊する様子を撮影した映像を公開しました。
この中では鉄塔がゆっくりと横倒しになる様子が確認できます。
韓国メディアによりますと、この鉄塔は韓国と北朝鮮が共同で運営し、2016年まで操業していた、ケソン工業団地に電気を送るため、韓国側が建設したものだということです。
北朝鮮はことし、韓国を「敵対国」と位置づける政策に転換しており、10月には韓国とつながる道路と鉄道の一部区間を爆破し、国防省が「国境を永久的に要塞化するための措置が続くだろう」と強調していました。
北朝鮮としては、南北の経済協力の象徴だったケソン工業団地の関連施設を破壊することで、「敵対国」と位置づける韓国との関係の遮断をさらに印象づけた形です。
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