レバノンではイスラエル軍とヒズボラの戦闘をめぐり、11月27日に停戦が発効してから4日で1週間となります。

停戦合意では、60日以内にイスラエル軍とヒズボラが激しい戦闘を続けてきたレバノン南部から撤退することになっていますが、イスラエル軍はレバノン南部の一部を占拠し、3日も、住民の移動を禁止するなどと改めて通告しました。

また、ヒズボラによる停戦違反行為に対応するためだと主張して空爆も続けていて、レバノン保健省は、イスラエル軍が2日に行った攻撃で合わせて11人が死亡したと発表しました。

一方、ヒズボラは2日、イスラエルへの警告だとして停戦後、初めて、国境周辺にあるイスラエル軍の拠点にロケット弾を発射しました。

イスラエルのカッツ国防相は3日、イスラエル北部の国境付近を訪れ、「もし停戦合意が崩れれば、われわれは戦争を再開して強力に行動し、より深く進軍する」と述べてヒズボラを強くけん制していて、停戦が合意どおりに守られるのかが依然として焦点になっています。

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