11月30日に台湾を出発した頼清徳総統は太平洋の島しょ国のマーシャル諸島とツバル、それにパラオを訪問したほか、アメリカのハワイとアメリカ領・グアムに立ち寄りました。
このうち、グアムではアメリカ議会の共和党の下院議長や民主党の下院トップとそれぞれ電話で会談し、超党派による台湾への支持を確認しました。
一連の日程を終えて6日夜台湾に戻った頼総統は空港で報道陣を前に、訪問した3か国と立ち寄り先のアメリカに対して台湾への支持に謝意を示しました。
そのうえで「民主主義という普遍的な価値に基づいて世界の国々とつきあえばわれわれは必ずより多くの支持を得られるだろう」と述べ、民主主義の重要性を強調しました。
中国は頼総統のアメリカへの立ち寄りなどに反発し、「断固として強力な措置をとる」として対抗措置をとる可能性を示唆しています。
台湾メディアは、台湾の安全保障を担当する当局者の話として、中国が近日中に台湾周辺で大規模な軍事演習を行う可能性があると伝えていて、台湾側は警戒を強めています。
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